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薬局薬剤師1〜3年生のみなさん、自分勤め先の調剤基本料の点数は何点ですか?
やべー、いきなり聞かれると分かんないわ…
と思ったそこのあなた!それはまずいですよ…
なぜなら、自分の給料がどこから発生しているのかを知ることはとても大事だからです。
この際しっかり勉強していきましょう〜!
※この記事の正確性は保証できません。この記事の内容によるいかなる損害も責任を負いかねます。
調剤基本料の点数
調剤薬局は処方箋を受け付けると「調剤基本料」を算定できます。
現在調剤基本料には4種類あります。
調剤基本料
調剤基本料2:26点
調剤基本料3:16〜32点
特別調剤基本料:7点
(1点=10円。3割負担なら1点=3円)
みなさんのお勤め先でも、この中のどれかを調剤基本料として算定していると思います。
この調剤基本料の違いは(ものすごく簡単に言うと)「薬局の規模」と「集中率」によって変わります。
集中率とは「主応需先の処方箋受付回数」÷「全処方箋受付回数」のこと。
こちらに詳しくまとまっていました。全部書くと長くなるので今回は割愛します。
調剤基本料の考え方をフローチャートにまとめてみました。
自分の勤め先の薬局がどこに該当するのか考えながら見てください。
調剤基本料は数字が大きい方から考えていく(特別⇨3⇨2⇨1)と分かりやすいので、まずは特別調剤基本料から見ていきます。
特別調剤基本料
特別調剤基本料の要件である「保険医療機関と不動産取引等その他の特別な関係を有している保険薬局」っていうのがややこしい…
(1) 当該保険医療機関と不動産の賃貸借取引関係にある保険薬局である場合
(2) 当該保険医療機関が譲り渡した不動産(保険薬局以外の者に譲り渡した場合を含む。)を利用して開局している保険薬局である場合
(3) 当該保険医療機関に対し、当該保険薬局が所有する会議室その他の設備を貸与している保険薬局である場合
(4) 当該保険医療機関から開局時期の指定を受けて開局した保険薬局である場合
https://kouseikyoku.mhlw.go.jp/kantoshinetsu/shinsei/shido_kansa/shitei_kijun/h30/R4tokkei_001.pdf より引用
↑こんな要件をいちいち把握してたら日が暮れます…
大学病院の敷地内にある薬局がイメージしていればOKだと思います。
調剤基本料3
調剤基本料3は点数毎にイ、ロ、ハの3種類があります。
調剤基本料3のロとハは「グループ全体の処方箋受付回数が月40万回超または300店舗以上」という大手薬局に向けた点数となります。
集中率が高かったり、医療機関と不動産の取引関係があると点数が低くなります。
調剤基本料3のイは「グループ全体の処方箋受付回数が月3.5万回超で集中率が高い」薬局に向けた点数です。
あぁややこし…
調剤基本料1・2
調剤基本料3がややこしかったのですが、1と2はそれに比べるとシンプルです。
この④にある「特定の保険医療機関にかかる処方箋」考え方に補足です。
医療モールなど、薬局と同じ建物に複数の医療機関が入っている場合は、それぞれの医療機関からの処方箋受付回数を合算します。
また、一つの病院に対し同一グループの薬局が近接している場合など、主応需先が同じグループ薬局どうしでは処方箋受付回数を合算しなければなりません。
調剤基本料2に該当しない薬局は調剤基本料1を算定可能です。
医療資源の乏しい山間部とか離島の薬局を支えるため、これらの地域の薬局の規模や集中率によらず調剤基本料1を算定可能です。
以上かんたんに調剤基本料の概要を見てきました。
自分の薬局がどの基本料を算定しているか分かりましたか?
次回は地域支援体制加算についてかんたんに解説したいと思います。ではでは〜。
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